皆様こんにちは、長野県在住の けだま です!
今回は 働き方改革 についてお話しします。
私も前職で働き方に関して、労働時間や休日のお客様対応などを目の当たりにし、働き方に関して考えるようになりました。
今回のブログでは
- 働き方改革によって改善されること
- 働き方改革後の現状
- 労働状況の改善のために必要なこと
について皆様の働く環境に関して、ご参考になればと思います!
働き方改革とは?
働き方改革とは、厚生労働省によると
働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革
とのことです!
少子高齢化や働き方のニーズの多様化に伴い、生産性の向上やニーズに合わせて個人にあった働き方を選べるように法改正など改革を進めているようです
働き方改革の具体的な取り組みとしては
- 年次有給休暇の時季指定(年間5日以上は有休の取得を義務とする)
- 時間外労働の上限制限(月45時間・年間360時間)
- 同一労働同一賃金(雇用形態による待遇の差をなくす)
などがあるようです
働き方改革の現状
働き方改革により、法律による企業への影響があったこと労働環境が大きく変わった会社も多いのではないのでしょうか?
しかし、現状では改革をもってしても改善していない環境があるようです。
2023/9/17 朝日新聞にて 医療現場での働き方に関する記事が話題となっている
医療現場での長時間労働と人手不足による業務のひっ迫を避けるために、宿直を労働時間に換算しないための許可を国と病院が増やそうという試みです
この取組みにより、病院の経営の改善や宿直ができる方の確保にも繋がる
詳しい記事はこちら:https://www.asahi.com/articles/ASR9K6558R9HUTFL00J.html
しかし、”宿直を労働時間換算しない”という基準から、過労ラインを超えていた医師がくも膜下出血をした際の、労基署の判断が問題となっています
今回の件で労基の判断は
「宿直の際、6時間は休息をとれている」「ほとんどが休息時間である」
ということで、労働時間換算はされず、過労には達していないという判断に至った
この件に関して、X では
現場の状況を理解していない判断に批判があがっている
そのほかにも、教育現場や建設・建築現場などでも改善されない現状がある
私自身も前職では業務量と労働時間の釣り合いがとれなかったり、いままで同等の労働をこなさなければ、給料にも影響があるなど改善できない部分がみられます
働き方がフレキシブル!海外の労働環境
日本の労働環境の改善が完全でない中、度々海外の働き方に関して耳にします
海外の働き方が日本の労働環境とどのように違うのかいくつかとりあげます
- ドイツ 1日10時間以上の労働は法律で禁止
- アメリカ 労働の時間・環境は完全自由
- オランダ 労働時間貯蓄型(時間外労働の分は有給として反映される)
法律による拘束力が強いものや、個人の成果を重要視するために働く環境を選べたりと個人の時間や価値観を大切にするフレキシブルさを伺えます
あくまで、仕事のために生きるわけではなく、仕事とプライベートの時間をしっかりとわけ、リフレッシュし、仕事への集中力を高め成果を挙げるという考えが根底にあるように感じます
まとめ・働き方の改善のために
働き方改革という言葉がではじめたのは数年前であり、まだまだ現場には浸透し、定着していないように感じます
いかに改革の目的を理解し、法改正や企業・団体のルールへ反映されるかが今後も注目されますね
今後の働き方改善のためにポイントがあります
・現場の声を聞く
医療現場の事例でもありましたが、あくまで数値でしか見ていない状況、実際に働く方がどのような業務を行っているのか、どんな問題があるのかを理解した上で働き方改革の具体案を検討する必要があります
実際に表面上の判断で、ある意味”改悪”される場合もあると感じました
・生活者の理解も必要
企業側もお客様の期待に応える、サービスを提供する立場としてお客様第一という考えがある中で、やはり私たち生活者・消費者の感覚も大切になってきます
24時間営業があたりまえ、年中無休だと思っていた、、なんていうお店も心当たりがあるのではないでしょうか
自分だったらと考えて見ることも働き方改革の大きな一歩に繋がるかも知れません!
・大手から中小企業への取組み
働き方改革の取組みも多くは大手企業からの導入から入ります
そこから、「大手企業だからできるのだ」で終わらず、中小企業でも積極的に取り組むことが大切になってきます
日本、そして地方は多くの中小企業に支えられています。また、中小企業が働き方改革を進めることで、魅力を感じて入社を希望する方も増え、人手不足の解消にも大きくつながります
改善のためにできることは他にもたくさんあるかと思います
経営陣、管理職だけでなく若手でも一人一人が先手をとって行動することで変わると思います。
なかなか勇気が必要ですが、小さくても意識と行動が次に進む一歩です!
今後も色々な業界の働き方改革に関して注目です
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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